逆流性食道炎

逆流性食道炎とは

胃もたれTVなどのメディアで取り上げられることが増えてきて、逆流性食道炎の知名度は上がってきていますが、実際にどんな病気であるのかをご存じの方はまだ少ないと思います。
病名の通り、胃酸など胃の内容物が食道に逆流して炎症を起こす病気で、代表的な症状には胸やけや食後の不快感があります。今まで好きだったものが食べられなくなる、食事を楽しめなくなるといった生活の質を下げる側面を持っており、症状が進むと食道潰瘍などの病気を引き起こし、吐血する場合もあります。

逆流性食道炎の原因

胃と食道の間には、括約筋と横隔膜の圧迫が蓋のような役割を果たしていて胃酸などの逆流を防いでいます。胃は粘液によって胃酸から守られていますが、食道は粘液がないため、強い酸性を持っている胃液が触れて炎症を起こさないよう、括約筋と横隔膜の圧迫が逆流を防いでいるわけです。ところが、なんらかの原因によって、この機能がうまく働かなくなったり、なくなってしまうことがあり、それで逆流した胃酸などが食道に炎症を起こすようになります。
筋力の低下や強い腹圧をかけることなどがきっかけで起こることがあり、骨折や食道裂孔ヘルニアが関係している場合もあり、原因はさまざまです。

逆流性食道炎の症状

胸やけだけでなく、幅広い症状が現れます。

  • 胸やけ
  • 喉の違和感
  • 胃もたれ
  • 酸っぱいげっぷが上がってくる
  • すぐに満腹になってしまう
  • お腹が張る
  • 長引く咳
  • 吐血
  • 前屈みや猫背になると症状が強くなる
  • ブラックコーヒー、脂っこい食事などの後で特に重い症状が出る

検査と診断

カメラまず問診で症状についてうかがいます。この時点である程度、逆流性食道炎の診断はできますが、食道裂孔ヘルニアやがんなど他の消化器疾患でも同じような症状が現れる場合がありますので、確定診断には胃内視鏡検査が適しています。
胃内視鏡検査では、胃だけでなく、食道の粘膜もすみずみまで確認できますので、逆流性食道炎の程度も正確に判断でき、的確な治療につながります。
当クリニックでは、専門医による苦痛のない、楽に受けられる胃内視鏡検査を行っておいますので、お気軽にご相談ください。

治療方法

逆流性食道炎に効果の高い薬が登場しており、生活習慣改善と組み合わせて治療を行うことで胃酸の逆流を防いでいきます。なお、食道裂孔ヘルニアの場合や、症状が重く保存療法では思うような効果が出ない場合には手術を行います。

薬物療法

プロトンポンプインヒビター(PPI)という薬を使った治療では、患者様の症状や体質などに合わせてパリエット、タケプロン、オメプラゾールなどを使っていきます。強い症状に悩まされている場合には、酸の濃度を抑える力がさらに強いタケキャブ(P-CAB)を使うこともあります。また、漢方薬や運動機能改善薬と組み合わせることで、より高い効果を期待できる場合もあります。

生活習慣の改善

逆流性食道炎は、ちょっとした生活習慣の改善で大きな効果が現れるケースが多いため、当クリニックではさまざまなアドバイスを行っています。具体的な改善の内容は、眠る時の姿勢や枕の高さ、嗜好品の制限、運動、体を締め付けない服装、猫背などの矯正、食事内容やとるタイミングなどがあります。患者様のライフスタイルや症状、原因などにより効果の高い改善策は変わってきますので、じっくりお話をうかがって、無理なくできるものをいっしょに考えていきます。

一番上に戻る
TEL:0294-72-1111
口コミを見る 口コミを書く